MY BOAT

初代Gucchan号

2012年2月、フッシングショーのJOYCRAFTブース(JOYCRAFT.SHOP.COMさんが運営)にて新艇を予約。

JEX325スタイルは当時の最新艇で、長さ×幅は328cm×160cm、チューブサイズ43cm、重量45kg、乗船定員4名の堂々たるサイズ。これにトーハツ6馬力船外機を組み合わせて、最初は内房側である館山湾でデビューしました。その後外房へ進出し、ヒラマサを狙うようになります。

ゴムボートでヒラマサ、略して「ゴムマサ」は我々が使い始めた造語であり、この初代Gucchan号は、ゴムボートで大型ヒラマサが釣れるんだということを世に知らしめた、ゴムマサの先駆者であったと言えると思います。

2016年6月をもってその役割を終え、同年9月、次のオーナーの元に旅立っていきました。


購入直後の初代Gucchan号。最初はその大きさに驚きました。ボートや船外機だけでなく、自作の物置、イレクターによる艤装、プロッター魚探、アンカーやロープ類などもろもろに加え、船舶免許取得なども加えると、初期投資額は約70万円でした(汗)

イレクターで作成した自作艤装を長く使用していました。非常によくできた艤装だったのですが、船外機を9.8馬力に換えてから、強度不足に悩まされることになりました。緑色の箱は自作の魚探ボックスで、HONDEXのHE-71GPⅡというプロッター魚探が納まっています。

こちらは最終形の艤装です。BMOジャパンの極みシリーズで揃えました。ロッドスタンドはこの写真ではひとつですが、2名乗船時には2つに増設します。ゴムボートは浮力が大きくうねりなどにとても強いのですが、御覧の通り荷物を積み込むと足の踏み場もないくらいです。定員の4名はクルージングだけなら可能ですが、釣りは2名が限界です。



NEO-Gucchan号

2016年6月、ネットオークションにて落札したNEO390Seaboy DXです。2005年12月に船検を取得した中古艇で約10年前のボートですが、前オーナーがとても丁寧に使用してくれていたおかげで船体は非常にきれいでした。トレーラーはタイトジャパンのワイドタイヤ仕様軽トレーラーをベースにNEO専用に改造されたものです。こちらも10年経過していまして、各所にけっこう錆が出ていました。交換可能なパーツは徐々に交換しています。船外機はホンダ製4ストロークのBF30Dで、30馬力です。I-pilotも付いていて、これが購入のひとつのポイントになりました。NEO390は軽トレーラーで運搬可能な最大サイズであり、トレーラブル専用のしっかりした造りと一人での取り扱いも比較的容易な適切なサイズで非常に人気の高いボートです。発売初期の2005年、2006年の中古がそこそこ出回っていますが、使用法や保管法で程度にばらつきがあり、中古価格も高めなのでちゃんと現物を見て買うべきでしょう。ぐっちゃんの場合は出品者が遠方だったため現物確認はしませんでした。幸い、前オーナーがとてもいい人でぐっちゃんの買ったNEO390は「アタリ」でした。

ほぼフル装備の状態で購入したので、あまり手を加える場所はありませんでしたが、ロッドホルダーの増設とプロッターの交換を行いました。初代Gucchan号時代に使用していた3連ロッドホルダーをバウレールに、プロッター魚探のHE-71GPⅡはアオイソニック製のプロッターに換えて装着しました。純正であるアオイソニック製のプロッターはぐっちゃんの釣りには向かない感じでした。KODENのデジタル魚探が装着されていましたので、HE-71GPⅡはプロッターとしてのみ使用しています。

係留艇ではなく可搬型のトレーラブルボートを選んだのは、行きたいポイントに近い適切な係留場所がなかったからです。可搬型のボートならいろいろな場所から出航できるのもメリットですね。そういう面では初代Gucchan号のようなゴムボートは出航場所が無限大にありますが、NEO390のようなトレーラブルボートはスロープが無いと出航できませんから、出航場所の問題をクリアにしてからでないと購入できませんし、もっとたくさんの場所から出航したいという人には向きません。陸上の機動力ならゴムボートやカートップボートをおすすめします。出航できる場所があって、そこが釣りたい魚のポイントに近いのであればトレーラブルボートは素晴らしいパートナーです。特にNEO390は浮力があり安定性に優れていますし、乾舷の高さがあるので波の打ち込みも少なくて海上ではとても快適です。ゴムボートはチューブがあるため船内が狭く、カートップボートは安定性にやや難点がありますので、自分の目的とする釣りに合わせて選択する必要がありますね。ぐっちゃんのNEO-Gucchan号は家の前のカーポートに納まっています。係留艇に比べトレーラブルは汚れにくくメンテナンスも楽ですが、当然置き場が必要ですし、家から離れた場所に置くのは盗難等のリスクを伴いますから、やはり自宅の敷地内に置くのがベストだと思います。バッテリーの充電もバッテリーを外さずにできますし、自宅カーポートならばその場でジャバジャバ洗えます。写真では船体がむき出しですが、普段は専用のカバーをかけて保管しています。

2018年8月、点検に出した際に船外機のBF30Dに問題があることが発覚し、SUZUKIのDF30ATへ乗せ換えを行いました。上で「アタリ」でしたと書きましたが、船外機に関してはそうでもなかったと2年経過してわかりました(笑)