ボートに欲しい装備とGOODS

ボートがあればとりあえず海に出ることはできます。

船外機が付いていれば、手漕ぎに比べ移動が楽に早くなり、行動範囲が格段に広がります。

これらはボート釣りの基本部分ですが、それ以外にもあったらべ便利なものがたくさんあります。

今回はNEO-Gucchan号の装備を見ながら、装備について考えます。

 

当たり前ですが、通常釣りはロッドを使います。

釣り方や狙う魚によってロッドは変わってきますから、1本だけボートに持ち込むという事は少なくて、通常は2~3本、強者になると5本以上なんて人もいます。

それらのロッドをボートの上に整理して置いておかなければなりません。

FRPボートだけでなくゴムボートであっても、ロッドホルダーは必須と言えるでしょう。


こんなタイプのプラスチック製や、高価ですがステンレス製のロッドホルダーもありますね。もちろん、ボートに初めから備わっているケースもあるでしょう。

NEO-Gucchan号の場合は、

こんな感じでロッドホルダーを左舷に集めています。

左舷に集めている理由は、右舷は移動の導線になっていて、物を置きたくないからです。

写真ではセンターコンソールに4本、バウレールに3本、左舷に単独の物が2つと、最大9本のロッドを置くことができるようになっています。

実際には認証旗で1ヶ所使いますし、1つはI-pilot不使用時に電源プラグを差し込んでいるので、ロッド用に使えるのは7本、左舷のBMOのロッドホルダーは使用中のロッドの一時置場なので、本当に使えるのは6本分です。

乗船する人数によって1人あたり持ち込めるロッド数が変わります。1人の場合最大6本まで可能ですが、2人乗船なら1人3本まで、3人乗船なら1人2本までとなりますね。

ぐっちゃんの釣りスタイルだと最低でもキャスティングロッドとジギングロッドの2本は必要なので、NEO390の定員は4名なのですが、釣りをする場合には3名が上限になりますね。

 


続いて、I-pilotを紹介します。


I-pilotは電動エレキの一種ですが、GPSによる制御機能を持っていることが最大の特徴です。スポットロック機能といって、その場にボートを止めるアンカー的な働きができるのが人気の理由で、ボートが1.5m流されたらGPS情報を基に自動的に元の場所に戻るという作業を、延々とやってくれる優れものです。アンカーが使用できない深い海域でも、ボートを完全に停止させることができるのはI-pilotならではです。操作はリモコンで行います。

もちろん、指定した方向に向かって一定速度で進めたり、ポイントを探りながら低速で移動することも可能です。船外機のような速度は出ませんが、少々の距離であれば動力源として使うこともできるのです。

マウントがあれば脱着可能なので、カートップボートにも付けることができますし、トレーラブルボートならば付けっぱなしにしておいてもOKなので手間はありません。ゴムボートで使うには工夫が必要になりますが、固いボートであればこれほど頼もしい艤装はありません。一度使ったらアンカーには戻れなくなりますよ。

動力源は電気なのでバッテリーが必要なのですが、これがかなり重いです。トレーラブルボートならば積みっぱなしでいいのですが、カートップボートなどはバッテリーの積み下ろしがありますから、それも考慮に入れて導入を考えましょう。


GPS情報を基に左右に回転しながら操船するI-pilotの健気な姿は感動物ですよ。

 

 

続いてプロッター魚探です。


ボート釣りでボートと船外機を手に入れたら、次に手に入れるべきはこのプロッター魚探かもしれません。これが有ると無いでは釣りが180度変わります。

プロッターと魚探を別々に装着できる環境ならば専用機を買ってもいいでしょうが、通常は1つだけ購入することになるでしょうからプロッター機能付きの魚探を買いましょう。プロッターが付いていれば、実績ポイントを一度記憶させると、次回以降も簡単にそのポイントに行くことができます。その正確さは素人の山立てなどでは比較にもなりません。また、外房のように外洋で一方にしか陸地が無い場合には正確な山立ては大変難しいですから、外洋のポイント記憶はプロッターにお任せという事になると思います。

できれば深等線が表示されている地図が入ったプロッター魚探を選びましょう。深等線があると無いではポイント探しの楽さが違います。海底図を作成する機能がある魚探も販売されていますから、そのような機能をうまく使いこなせればさらに釣果が上がると思います。また、デジタル魚探の多くは魚のサイズが表示される機能を持っています。過信は禁物ですが、ターゲットの魚種が狙うポイントにいるかどうかの確認に一役買います。

狙う海域の水深によって魚探のパワーを選びます。通常は600wくらいで良いのですが、100m以上の中深場が主戦場なら1kw以上の機種がオススメですね。

NEO-Gucchan号は左側にプロッター、右側に魚探を配置して別々にしています。これは前オーナーの仕様を受け継いでいるためです。プロッターの方はゴムボート時代から使っていたアナログプロッター魚探なのですが、魚探機能は使わずプロッター専用にしています。右側の魚探はデジタルで魚のサイズが表示されるタイプです。

 

 


これは必ずしも必要ではないのですが、油圧操舵システムを紹介します。ティラーハンドル仕様の船外機ならばハンドルは操船者の腕という事になりますからステアリングシステムとは無縁ですが、コンソールボックスを備えたボートはほとんどリモコン式の船外機でステアリングシステムを採用していると思います。ミニボートの場合はワイヤーケーブルで接続されているケースが多いと思いますが、塩水を浴びる海釣りではこのワイヤーケーブルが数年で錆びて固着してしまいます。ワイヤーが固着するとハンドルが極端に重くなって、操船に影響が出てきます。固着したワイヤーは交換することになりますが、この煩わしい交換業務をほぼ無くし、半永久的にハンドルが重くならない操舵システムが油圧式なのです。最近の係留艇では多くが油圧式操舵システムを採用しています。

操舵システムの交換はシステムそのものがかなり高額ですし、専門家に頼めば工賃もそれなりにかかります。それでも、その後のトラブルが無くなるのなら投資の価値はあると思います。

この写真はNEO-Gucchan号に油圧操舵システムを組んだところですが、実はトランサムのサイズが微妙に不足していて、一部FRPを整形して無理やり取り付けています。

ミニボートの場合はスペースなどの問題もありますから、しっかり検討したうえで装備するシステムを選ぶことをお勧めします。

 

 

続いて夜間航行灯です。

これは説明の必要もないでしょうが、あれば夜間でも出航できます。逆になければ出航時間は日の出から日の入りまでに限定されるという事です。

船検時に登録する必要がありますし、夜間航行灯も安くはありませんが、朝まづめや夕まづめを狙うならばあって損はない装備です。設置の問題もありますから、コンソールボックスのあるトレーラブルボート用の装備と言えるかもしれません。

 


ボートそのものの装備ではありませんが、あって便利なグッズとしては、

ハンディGPSがあれば、いろいろな活用法ができます。

毎回の釣行のログを残しておくことも可能ですし、その日の航行距離、時間、最高速度や平均速度も記録に残せます。

ぐっちゃんは矢印の夜間航行灯のポールにハンディGPSを付けています。

立って操船する場合には速度計にもなりますし、コンパスにもなります。

ただ、ぐっちゃんがこれをボートに持ち込む目的は、その日の釣りのログを残すためですね。ブログの釣行記記事の最後に沖上がり後の表示画面を乗せることで、その日の釣りがどんな状況だったのかがわかるというわけです。

 

 


最後に防水防塵のコンパクトデジカメです。

ぐっちゃんはコンソールボックスのドリンクホルダーにカナビラで接続しています。2つ上のコンソールの写真を見ると、どこにあるかわかりますよね。

もちろん釣果の撮影もしますが、それ以外にも魚探画面、海況、朝焼けなどの景色と活躍の場は広いです。撮影はスマホでいいじゃないかと言われそうですが、濡れた手で気楽に触れて、カメラの機能としてはやはり専用機ならではの長所がありますから、基本写真撮影はこちらを使います。よほどその場でSNSにアップしたい時やLINE送信したい時はスマホも使いますが、現在使っているFine Pix XP130という機種はWiFiとBluetoothでスマホに送信ができますから、海上でのほとんどの撮影をこのカメラが担っています。

 

 

最後は少し脱線しましたが、釣りをより快適に、よりよい釣果を得るために、またそれを記録として残すためにも、有用な装備とグッズを紹介しました。

ボート購入を思い立ったら、同時に手に入れるべきオプション品としてこれらの検討もしてみてください。きっとあなたのボートライフをより充実したものにしてくれるはずです。

マイボート釣りのうんちく記録簿  ~進め!Gucchan号!公式ホームページ~

房総半島をメインフィールドにマイボートで大物を追い求める、誰が呼んだか「房総のジャイアン」ことぐっちゃんがお送りするボート釣りホームページです。

0コメント

  • 1000 / 1000